清少納言 [After March 11]
最近、気になる人、それは万葉の歌人、清少納言。
ところで、皆さんはこれをどう発音していますか?
私は、せいしょうなごん とノーアクセント。
だけど、少納言というのは階位であって、清と少納言は離れている筈。
という事は、せい・しょうなごん と言うべきでしょうか?
まあ、いいや!!
(現代語訳)
春は、あけぼのの頃がよい。だんだんに白くなっていく山際が、少し明るくなり、紫がかった雲が細くたなびいているのがよい。
夏は、夜がよい。満月の時期はなおさらだ。闇夜もなおよい。蛍が多く飛びかっているのがよい。一方、ただひとつふたつなどと、かすかに光ながら蛍が飛んでいくのも面白い。雨など降るのも趣がある。
秋は、夕暮れの時刻がよい。夕日が差して、山の端がとても近く見えているところに、からすが寝どころへ帰ろうとして、三羽四羽、二羽三羽などと、飛び急ぐ様子さえしみじみとものを感じさせる。ましてや雁などが連なって飛んでいるのが小さく見えている様は、とても趣深い。日が沈みきって、風の音、虫の音など、聞こえてくるさまは、またいいようがない。
冬は、朝早い頃がよい。雪の降ったのはいうまでもない。霜のとても白いのも、またそうでなくても、とても寒いのに、火を急いでつけて、炭をもって通っていくのも、とても似つかわしい。昼になって、寒いのがゆるくなってくる頃には、火桶の火も、白く灰が多くなってしまい、よい感じがしない。
以上 清少納言 - Wikiquote より
今の生活では味わうことができないものばかり。
町では、本当の夜の暗さなど体験できない。昔、夏休みに田舎に遊びに行って、林の中を通ったとき真っ暗で歩けなかったことを思い出す。月が明るく感じるんよ。
釜で炊かれたご飯の味も忘れられない。あの香り、米のつややかさ、おこげの香ばしさ。
電気では、得られない豊かさ。
それにもう一つ、老人ホームである人がつぶやいた言葉が耳を離れないんですよ!
「ここは快適だけど、今がいつなのかわからない」って
私は会いに言ったときに「今日はトンボが飛んでた」とか「ツバメみましたよ」とか話してたんだけど、実感できた方がいいんだろうな?なんて
おばあちゃんも、「買い物に行きたい」 「ねえ、連れてって」なんて誘惑してくるんです。
知らないよ、私ラテン系の男なんだから… なんちゃって
何言いたいか意味不明ですが、快適=幸せとは限らない。
現代人は、無理して不便を味わうことが必要なのかも?
以上、東京電力でした。
嘘だよ。
ばいなら♪
2011-04-23 12:00
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コメント(2)
深い~ですね。
「ここは快適だけど、今がいつなのかわからない」って・・・・
快適すぎて四季を五感で感じること
少なくなってますね。
by ram (2011-04-29 01:17)
現代人から、電気を奪っても
急に、感性が豊かになりはしないだろうし…
でも、ramさんは、クリエーターぽいんで、感じられるんではないかしら…
ramさんのブログには刺激を受けます。
一人何役の人、面白い発想だよね~
by masakazoo (2011-04-29 05:36)